11:30-18:00 点検23+セット+補充+ダスター上げ+ルームサービス他

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とSさん(20代前半・初バイト)と#さん(60代前半・元美容師)の三人勤務。私はフロントだった。もうトド山は来ないということが皆の間で暗黙の了解となったのか、誰にも「今日は誰の代行でフロントなの?」とは聞かれなかった。

Eさんに、昨日Cさんが元気に出勤したことを伝えると、喜んでくれるどころか否定的だった。

Eさん「Cさんみたいに趣味も無い、買い物以外に出かけたりもしない人は家に居たらダメだって。会社に出て来ないと…」

#さん「テレビだって、演歌と細木数子以外は見ないでしょ。見る番組が無い時はビール飲んでるか横になってるかだもの。365日そんなことしてたら、どうなると思ってるんだか」

Eさん「ボケるって!」

#さん「そうじゃなくても世間のこと何にも知らなくて、みんなの会話にもついてこれてないんだから」

Eさん「ああいう人は、無理にでも社会と繋がってなきゃダメさ。折角働かせて貰ってる会社をつまらない理由で休むなんてとんでもないって」

確かに、Cさんには話が通じなくて苛々することも多くて、誰もがCさんの老化やボケを心配してるわけで、Eさんや#さんの言うとおりではあるんだけど…。取り敢えず「立ち直ってくれて良かった」ぐらい言ってほしかったよ。Eさんの一言でCさんは随分傷付いたんだし…。

出動してから、ルームサービスとシャンプー貸し出しとコスプレ貸し出しで、同じ部屋へ3回行った。3回とも部屋から出て来たのは、日焼けした肌に白い歯のスポーツマンタイプで爽やかな超イケメンだった。

3回目にコスプレを届けに行った時、部屋の中から「うわはは!あんや、こいつ、はんかくせぇ!なに喋ってんだべが」という女性の声が聞こえ、妙に懐かしい響きが有り、思わず「やんや、ずんぶ訛ってんでないがい?」と言いたくなった。

女子高生のコスプレを受け取った男性は「これは精算のとぎに返すんですかね?そのとぎに食器やシャンプーとがも返せばいんですか?」と尋ねてきたが、イントネーションもアクセントも有ったもんでない。濁点も丸出しで間違いなく函館訛りだ。

「んだのさ。精算のとぎだげども食器は要らねくて、フロントさ電話してければ、衣装とシャンプーば、わっちまだこごさ取りに来るし」というのを標準語に変換して答えた。

今や函館人も若い人ほど訛ってないというのに、なんだべこの訛りっぷり。ということは、函館でもかなり海に近い方の人達で、浅黒い肌は漁焼けなのだろう。そして多分、函館近郊の○○町や××町から来たのであってもツラッと「はごだでから来ました」と言ったりする。

函館近郊の漁師さんて、黙ってれば超イケメンなのに、喋ったら訛ってで訛ってでわや、通訳すんのもゆるぐね…って人が多い・・・と思っている私も函館弁全開でわげわがね。

心の中で陽気に「おいでましたか函館〜♪GO!GO!函館GO!GO!GO〜♪」(函館音頭by北島三郎)と歌いながら、セットバッグを4つ持って運んでいたらEさんにゲラゲラ笑われ、1束20枚程の大ダスターを3束担いで運んでいたら、Eさんは私を見るなり走って逃げた。

何だろ?と思ったら、Eさんは走って部屋へ入り「みかやんたら、さっきセットバッグを4つも持って歩いてると思ったら、今度はダスターを3束も担いでて…あはは!3束だよ!持ち過ぎだよね!顔が隠れて誰だか分からなかったもの!あははは!」と大笑いしているのが廊下に聞こえた。

酷い。

だって、そうでもしなきゃ仕事が追いつかないんだもの(泣)。お陰で枯れ枝のようだった腕も(←そうだっけ?)今じゃ筋肉でムキムキよ。力なく「GO!GO!函館GO!GO!GO〜♪」と歌いながら、帰りまでもう一踏ん張りした。

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